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樹木葬のデメリットで悩んでいる人が見落としがちな、たった一つのこと

樹木葬の資料を取り寄せて眺めている時間が、なんとなく長くなっていませんか。

費用が抑えられて、後継ぎも要らない。

メリットは分かったけれど、デメリットの部分を読むと急に不安になってくる。

この感覚、あなただけじゃないです。

合祀後に遺骨を取り出せない、管理費がかかる、家族が納得しない…情報が増えるほど迷いも増えていく。

ただ、樹木葬で後悔している人の話を聞いてみると、実は契約前の確認不足が原因だったというケースが目立ちます。デメリット自体が問題というより、「それを知らないまま契約してしまった」ことが後悔につながっている。

逆に言えば、契約前に何を確認すればいいか分かっていれば、防げる失敗は多いんです。

この記事では、樹木葬のデメリットを並べるだけでなく、「契約前にどこを確認すれば後悔を避けられるか」という視点で書きました。

目次

樹木葬のデメリットで損する前に、契約前の確認が後悔を分けている

樹木葬を検討している人の多くが、最初に目にするのは「費用が安い」「承継者不要」といったメリットです。

でも、契約書を目の前にした瞬間、デメリットの項目を読んで初めて「こんなはずじゃなかった」と気づくケースは珍しくありません。

結論から言うと、樹木葬で後悔している人の約20%は、契約前の確認不足が原因です。

参考リンク
ライフドット

メリットデメリット
費用を抑えられる
承継者が不要
自然に還れる
合祀後は遺骨を取り出せない
人数が増えると割高になる
管理費が発生する場合がある

デメリット自体を知っていても、「自分の契約ではどうなるのか」を確認していないと、後から想定外の制約に直面します。大事なのは、一般論としてのデメリットを知ることじゃなくて、契約書のどこを見れば自分に影響があるか分かっていることなんです。

では、具体的にどこを確認すればいいのか。次の項目から見ていきます。

遺骨の取り扱いで起こるトラブルと、契約書で見るべき項目

樹木葬で一番多いトラブルが、遺骨の取り扱いに関するものです。

「合祀後に遺骨を取り出せない」というデメリットは、多くの資料に書かれています。

ただ、そもそも「いつ合祀されるのか」を確認していない人が意外と多いんです。

個別安置期間が終わると、他の人の遺骨と一緒に埋葬される「合祀」に移行します。この期間が3年なのか、13年なのか、33年なのかは霊園によって違う。

短い場合は、家族が「まだ個別のまま」と思っている間に合祀されてしまうこともあります。

契約書を見るときに確認すべき項目は、以下の通りです。

  • 個別安置期間の具体的な年数
  • 合祀のタイミング(自動か、希望制か)
  • 合祀後の遺骨取り出しの可否
  • 改葬を希望する場合の手続き

特に、個別安置期間を延長できるかどうかも重要です。延長可能な場合でも、追加費用がかかることが多い。

延長不可の場合は、期間内に改葬を決断しなければなりません。

正直、ここまで細かく聞くと面倒に思われるかもしれません。でも、契約前に聞いておけば、後から「知らなかった」と後悔することはなくなります。

立地がもたらす5年後の不便さを、現地で測る方法

樹木葬の立地について、資料には「自然豊かな環境」「都心からアクセス良好」といった言葉が並びます。ただ、実際に現地を訪れてみると、想像と違ったという声はよく聞きます。

里山型の樹木葬は、自然の中に埋葬できる魅力がある一方で、交通の便が悪いことが多いです。

車がないとアクセスできない場所もあります。契約時には車で通えても、5年後、10年後に自分や家族が同じように通えるかどうかは別問題です。

現地見学で確認すべきポイントは、次の通りです。

  • 最寄り駅からの距離と所要時間
  • 駐車場の有無と台数
  • 坂道や階段の有無
  • 雨天時の足元の状態
  • 公共交通機関の運行頻度

駐車場があっても、台数が限られている場合は、お盆やお彼岸の時期に停められないこともあります。

階段が多い場合は、高齢になってから通うのが難しくなる。雨の日に足元がぬかるむ場所だと、お参りを諦める日も出てきます。

見学は晴れた日だけじゃなく、できれば雨の日にも一度訪れてみてください。

天候によって印象が大きく変わる場所もあります。

家族の年齢を10年後で考えて、駐車場の必要性を判断する

契約時には自分で運転できても、10年後には家族に送迎を頼むことになるかもしれません。

その時、家族が車を持っているか、運転できる状態かを想像しておくことが大事です。

公共交通機関が使える場所なら、車に頼らずに済みます。

ただ、バスの本数が少ない場合は、結局タクシーを使うことになり、毎回数千円のコストがかかることもあります。

家族が納得しないまま進めると、後から起こる対立

樹木葬を選ぶ本人は納得していても、家族が理解していないケースは多いです。特に、親族の年配の方は「お墓は墓石を建てるもの」という考えを持っていることがあります。

家族との事前相談をせずに契約してしまうと、後から「勝手に決めた」と言われることもあります。納骨の時期になって初めて、家族から反対の声が上がるケースも少なくないんです。

  • 樹木葬を選んだ理由を家族に説明する
  • 現地見学に家族を誘う
  • 契約前に反対意見があれば聞いておく
  • 納骨後のお参り方法を共有する

家族に説明するときは、費用の安さだけでなく、「なぜ墓石のお墓ではないのか」という理由を伝えることが大事です。

承継者がいない、遠方に住んでいて管理できない、自然に還りたいなど、自分の考えを言葉にしておくと、家族も納得しやすくなります。

現地見学に家族を誘うと、実際の雰囲気を共有できます。見学後に「思ったより良かった」と言われることもあれば、「ここは寂しすぎる」と意見が出ることもあります。

どちらにしても、事前に意見を聞いておけば、後から揉めることは減ります。

反対意見が出た時、無理に押し切らない方がいい

家族から反対意見が出た場合、無理に説得しようとすると関係がこじれることがあります。特に、配偶者や子どもが「墓石のお墓がいい」と言っている場合、その理由を聞いてみることが大事です。

樹木葬に対する不安や誤解が原因のこともあります。

「遺骨が取り出せなくなる」「お墓参りの実感がない」といった懸念があるなら、個別安置期間が長い樹木葬や、墓誌が設置されている霊園を選ぶことで解決できる場合もあります。

安いと思って選んだのに、実際は割高になる費用の仕組み

樹木葬の費用相場は20万円から80万円程度で、一般墓の100万円から300万円と比べると確かに安いです。

参考リンク
ライフドット

ただ、これは「1人用の樹木葬」の場合です。

夫婦で入る、親子で入る、家族全員で入るとなると、費用は人数分増えていきます。

一区画に1〜2人までという制限がある霊園も多く、3人以上になると2つ目の区画を契約しなければならないことがあります。

スクロールできます
1人用2人用3人以上
費用相場20万円〜40万円60万円〜80万円80万円〜
一般墓との比較安いやや安い変わらない場合も

結局、家族全員で入る場合は、一般墓と費用がほとんど変わらないこともあります。

樹木葬を選ぶなら、埋葬する人数を最初に決めておくことが大事です。

埋葬人数が増えると追加費用が膨らむ内訳

樹木葬の費用は、基本的に1人あたりで計算されます。最初の契約時に1人分だけ支払っても、後から2人目、3人目を追加すると、その都度追加費用が発生します。

追加費用の内訳は、以下の通りです。

  • 使用料(2人目以降も1人目と同額の場合が多い)
  • 埋葬料(納骨の手数料)
  • 銘板の彫刻料(名前を刻む費用)
  • 粉骨料(遺骨を細かくする場合)

1人目の契約時に「2人目は半額」と書かれていても、実際には埋葬料や彫刻料が別途かかることがあります。契約書の「追加費用」の欄を確認しておくと、後から予想外の請求を受けることがなくなります。

複数区画を契約した場合の総額シミュレーション

樹木葬の一区画に2人まで入れる場合、3人家族だと2つの区画が必要になります。1区画40万円なら、2区画で80万円です。

さらに、それぞれに埋葬料や銘板彫刻料がかかるため、総額は100万円を超えることもあります。

この金額になると、一般墓と変わらないか、場合によっては高くなることもあります。

樹木葬のメリットは「費用が安い」だけじゃなく、「承継者不要」「管理が楽」という点にもあるので、費用だけで判断しない方がいいです。

一般墓と比較して割高になる境界線

一般墓の費用相場は100万円から300万円ですが、これは墓石代を含んだ金額です。

樹木葬で3人以上の埋葬を考えると、費用が80万円を超えることが多いため、墓石を建てない分の差額はそれほど大きくなくなります。

一般墓の場合、年間の管理費が5,000円から1万円かかります。

樹木葬でも管理費がある場合は、長期的な負担を考えると一般墓とあまり変わらないこともあります。

正直、費用だけで樹木葬を選ぶなら、埋葬人数が1〜2人の場合に限ると思っています。3人以上なら、一般墓や納骨堂も選択肢に入れて比較した方がいいです。

年間管理費の有無で、10年後の負担が変わってくる

樹木葬の管理費は、「ある場合」と「ない場合」があります。

管理費がない霊園は、契約時に永代使用料を支払えば、その後の費用は一切かかりません。

一方、管理費がある霊園は、年間数千円から1万円程度を毎年支払う必要があります。

管理費がある場合、10年間で数万円、20年間で十数万円の負担になります。

管理費を払わずに滞納すると、墓地が撤去されることもあるため、注意が必要です。

  • 管理費の有無を契約前に確認する
  • 管理費が発生する期間(個別安置期間のみか、合祀後も続くか)
  • 管理費の支払い方法(年払い、一括払い)
  • 滞納時のペナルティ

管理費がない霊園の場合、契約時の初期費用が高めに設定されていることが多いです。

長期的に見ると、管理費がない方が総額は安くなる場合もあります。

ただ、管理費がない霊園は、お墓の手入れや清掃が行き届いていないこともあります。

見学時に、シンボルツリーや敷地の管理状態をよく確認しておいた方がいいです。

初期費用以外で発生する、見落としやすいコスト

樹木葬の契約時に提示される金額は、「使用料」が中心です。

ただ、実際には以下のような費用が別途かかることがあります。

  • 埋葬料(納骨の際の手数料)
  • 銘板の製作料(名前を刻む費用)
  • 粉骨料(遺骨を細かくする場合)
  • 年間管理料(ある場合のみ)
  • 延長料(個別安置期間を延ばす場合)

埋葬料は数万円、銘板の製作料は1万円から3万円程度が相場です。粉骨が必須の霊園では、粉骨料として1万円から2万円かかることもあります。

契約時には、これらの費用が含まれているのか、別途請求されるのかを確認しておくことが大事です。

「総額で〇〇万円」と書かれていても、細かい内訳を見ると追加費用が発生する場合があります。

生前契約の場合、管理費が前倒しで発生することもある

樹木葬を生前に契約する場合、契約から納骨までの間に管理費が発生する霊園もあります。

年間管理費が1万円なら、契約から納骨まで10年あれば10万円の負担になります。

生前契約を考えているなら、管理費がいつから発生するのかを確認しておくことをおすすめします。

契約時から発生する場合もあれば、納骨後から発生する場合もあります。

お墓参りの実感が薄れると、家族が訪れなくなっていく

樹木葬は、墓石がない分、お墓参りの実感を持ちにくいという声があります。シンボルツリーの周りに複数の遺骨が埋葬されている場合、「どこにお参りすればいいのか分からない」と感じる人もいます。

合祀型の樹木葬では、個別の墓誌がないことも多く、名前を確認できる場所がないと、家族が訪れる回数が減っていくこともあります。

お墓参りの実感が薄れると、自然とお参りに行く機会が減り、数年後には誰も訪れなくなることもあります。

これ自体は、本人が「お墓参りに来てもらわなくていい」と考えているなら問題ありません。

ただ、家族が「お参りしたいけれど、実感がない」と感じているなら、選び方を見直した方がいいかもしれません。

線香・お供えの制限が、従来の供養との違いを生む

樹木葬では、火気の使用が禁止されている霊園が多いです。線香やロウソクを供えることができないため、従来のお墓参りとは雰囲気が違います。

お供え物も、虫や動物を呼び寄せるため禁止されていることがあります。

お花も、持ち込みが制限されている場合があり、霊園が用意した花を購入する必要があることもあります。

  • 線香・ロウソクの使用可否
  • お供え物の持ち込み可否
  • お花の持ち込み可否
  • 霊園が用意する供物の有無と費用

線香を供えることが供養の一部だと考えている家族にとって、線香が使えないのは物足りなさを感じる原因になります。見学時に、実際のお参り風景を確認しておくと、イメージとのギャップを減らせます。

季節で景観が変わり、寂しさを感じるタイミング

樹木葬のシンボルツリーは、季節によって見た目が大きく変わります。

春や夏は緑が豊かで明るい雰囲気ですが、秋や冬は葉が落ちて寂しい印象になることもあります。

特に、落葉樹をシンボルツリーにしている霊園では、冬場の景観がかなり変わります。

見学は春や夏に行くことが多いため、冬の様子を知らないまま契約してしまうこともあります。

できれば、季節を変えて2回見学に行くのが理想です。

難しい場合は、霊園のスタッフに冬の写真を見せてもらうのも一つの方法です。

枯れた樹木をそのままにする霊園もある

自然葬の意義を重視する霊園では、樹木が枯れてもそのままにしている場合があります。

新しく植樹するかどうかは、霊園の方針によって違います。

樹木が枯れた後、どのように管理されるのかを確認しておくと、将来の景観に対する不安を減らせます。

枯れた樹木がそのままだと、「寂しい」「荒れている」と感じる家族もいます。

シンボルツリーの管理状態が、満足度を左右している

樹木葬の満足度は、樹木や敷地の管理状態に大きく影響されます。

管理が行き届いていない霊園では、雑草が伸び放題だったり、樹木が手入れされていなかったりすることがあります。

見学時に、以下の点を確認しておくことをおすすめします。

  • シンボルツリーの状態(枯れていないか、剪定されているか)
  • 敷地内の清掃状況(雑草、落ち葉の処理)
  • 通路の整備状況(段差、ぬかるみの有無)
  • 他の区画の様子(管理が行き届いているか)

管理費がある霊園でも、実際の管理状態が悪い場合もあります。見学時に、他の利用者の区画を見て回ると、霊園全体の管理状態が分かります。

デメリットを避ける人が、見学時にチェックしている3つの基準

樹木葬で後悔しない人は、見学時に具体的な基準を持って確認しています。

資料だけでは分からない部分を、実際に目で見て、足で感じて、判断しているんです。

後悔しない人が共通してチェックしているのは、次の3つです。

  • 交通アクセスと駐車場の状況
  • 粉骨・合祀の条件と遺骨取り出しの可否
  • 宗教宗派・ペット埋葬の規定

この3つを確認しておけば、契約後に「知らなかった」と後悔することはほぼなくなります。

では、それぞれ詳しく見ていきます。

交通アクセスと駐車場を、家族の年齢で判断する

樹木葬の立地は、契約時だけでなく、10年後、20年後のことも考えて判断しなきゃいけません。今は車で通えても、将来的に運転が難しくなることもあります。

家族に送迎を頼む場合、家族が通いやすい場所かどうかも重要です。

見学時に確認すべきポイントは、次の通りです。

  • 最寄り駅からの距離と徒歩時間
  • バスやタクシーのアクセス
  • 駐車場の台数と混雑状況
  • 坂道や階段の有無と傾斜の程度
  • 車椅子やベビーカーでの通行可否

駐車場が少ない霊園だと、お盆やお彼岸の時期に停められないことがあります。その場合、近隣のコインパーキングを使うことになりますが、霊園の周辺にコインパーキングがあるとは限りません。

階段が多い霊園だと、高齢になってから通うのが難しくなります。スロープがあるか、手すりが設置されているかも確認しておくと、将来的な負担を減らせます。

雨天時の足元を確認するために、あえて悪天候の日に訪れる

見学は晴れた日に行くことが多いですが、雨の日に一度訪れてみることをおすすめします。

雨が降ると、足元がぬかるんで歩きにくい場所もあります。舗装されていない通路だと、雨の日はかなり歩きにくくなることもあります。

雨の日に訪れるのが難しい場合は、霊園のスタッフに「雨の日の様子」を聞いてみるといいです。正直に答えてくれる霊園もあれば、曖昧にする霊園もあります。

その対応も、霊園の信頼性を測る一つの基準になります。

粉骨・合祀の条件を、改葬の可能性から逆算する

樹木葬では、遺骨を粉骨する必要がある霊園と、粉骨しないで埋葬できる霊園があります。

粉骨すると、骨壺よりも小さなスペースに納めることができるため、複数の遺骨を一つの区画に埋葬しやすくなります。

ただ、粉骨してしまうと、後から遺骨を取り出すことが難しくなります。改葬(お墓を別の場所に移すこと)を考える可能性がある場合は、粉骨しない霊園を選んだ方がいいです。

  • 粉骨が必須かどうか
  • 粉骨しない場合の埋葬方法
  • 合祀のタイミング(自動か、希望制か)
  • 合祀後の遺骨取り出しの可否
  • 改葬の際の手続きと費用

合祀のタイミングも、霊園によって違います。個別安置期間が終わると自動的に合祀される霊園もあれば、家族の希望で合祀のタイミングを選べる霊園もあります。

合祀後は、遺骨を取り出せないことがほとんどです。後から「やっぱり別の場所に移したい」と思っても、取り出せない場合があるため、契約前に確認しておくことが大事です。

個別安置期間の長さと、遺骨の取り出し可否

個別安置期間が長い霊園だと、13年や33年といった期間が設定されています。短い霊園だと、3年や7年で合祀されることもあります。

個別安置期間が短い霊園は、費用が安いことが多いです。

一方、長い霊園は費用がやや高めですが、後から改葬を考える余裕があります。

個別安置期間を延長できる霊園もあります。

延長料が発生する場合が多いですが、合祀を先延ばしにしたい場合には有効な手段です。

宗教宗派・ペット埋葬の規定を、契約前に確認しておく

樹木葬の多くは、宗教宗派不問です。

ただ、寺院が運営している樹木葬では、檀家にならなければならない場合もあります。

檀家になると、年間の護持会費や法要の費用が発生するため、費用面での負担が増えます。

また、ペットと一緒に埋葬できる樹木葬もあります。ペット可の霊園では、ペット専用の区画がある場合と、人間と同じ区画に埋葬できる場合があります。

  • 宗教宗派の制限の有無
  • 檀家になる必要があるかどうか
  • ペット埋葬の可否
  • ペット埋葬の追加費用
  • ペット専用区画の有無

ペットと一緒に埋葬したい場合は、契約前に確認しておくことが必須です。

契約後に「ペットは埋葬できない」と言われても、後の祭りです。

宗教宗派の制限がない霊園でも、法要やお経を希望する場合は、別途費用がかかることがあります。霊園に僧侶を手配してもらえるのか、自分で手配する必要があるのかも確認しておくといいです。

樹木葬のデメリットを知った上で、後悔しない選択をするために

樹木葬のデメリットは、確かに存在します。合祀後に遺骨を取り出せない、人数が増えると費用が割高になる、管理費が発生する場合がある。

これらは、樹木葬を選ぶ上で避けられない側面です。

ただ、これらのデメリットを知った上で、自分にとって何が譲れない条件なのかを整理しておけば、後悔することは減ります。

すべての条件を満たす完璧な樹木葬はありません。

何を優先するか、何を妥協するかを決めておくことが大事です。

複数の霊園を比較し、総額と条件を並べて判断する

樹木葬を選ぶときは、1つの霊園だけを見て決めるのではなく、複数の霊園を比較することをおすすめします。

資料請求だけでなく、実際に見学に行くと、それぞれの霊園の雰囲気や管理状態が分かります。

比較するときは、以下の項目を表にまとめておくと、判断しやすくなります。

  • 初期費用(使用料、埋葬料、銘板製作料)
  • 年間管理費の有無と金額
  • 個別安置期間の長さ
  • 合祀のタイミングと遺骨取り出しの可否
  • 交通アクセスと駐車場の状況
  • 宗教宗派・ペット埋葬の規定

総額を比較するときは、初期費用だけでなく、管理費や追加費用も含めて計算することが大事です。初期費用が安くても、管理費が高い霊園だと、長期的には割高になることもあります。

複数の霊園を見学すると、自分がどんな雰囲気の場所を求めているのかが分かってきます。

自然豊かな里山型がいいのか、都市部の庭園型がいいのか、実際に足を運んでみないと分からないことも多いです。

家族との事前相談で、供養の方針を揃えておく

樹木葬を選ぶときは、家族との事前相談が欠かせません。本人が納得していても、家族が理解していないと、後からトラブルになることがあります。

家族との相談では、以下の点を話し合っておくことをおすすめします。

  • なぜ樹木葬を選ぶのか(費用、承継者不要、自然に還りたい等)
  • どのタイプの樹木葬にするか(里山型、庭園型、個別型、合祀型等)
  • お墓参りをどのくらいの頻度で行うか
  • 納骨後のお参り方法(線香、お供え物の制限を受け入れられるか)
  • 合祀後の供養の考え方

家族が「お墓参りに行きたい」と考えているなら、お参りしやすい立地の霊園を選ぶことが大事です。

逆に、家族が「お参りに行かなくていい」と考えているなら、立地よりも費用や管理の楽さを優先してもいいかもしれません。

家族の中で意見が分かれる場合は、無理に一つに決めようとせず、複数の選択肢を残しておくのも一つの方法です。

最終的には、本人の意思を尊重しつつ、家族が納得できる形を探っていくことが大事です。

子どもに負担をかけたくない気持ちと、家族の意向をどう両立させるか

樹木葬を選ぶ理由の一つに、「子どもに負担をかけたくない」という気持ちがあります。

承継者不要で、管理の手間がかからない樹木葬は、子どもにとっても負担が少ないと考える人が多いです。

ただ、子どもの中には「お墓参りをしたい」「親の眠る場所を知っておきたい」と考える人もいます。

樹木葬を選ぶことで、子どもがお墓参りの場を失うことになるのではないか、という不安もあります。

この場合、子どもに直接聞いてみるのが一番です。

「樹木葬にしようと思っているけれど、どう思う?」と聞いてみると、意外な意見が返ってくることもあります。

子どもが「お墓参りしたい」と言った場合は、個別安置期間が長い樹木葬を選ぶことで、お墓参りの場を残すこともできます。合祀後もお参りできる霊園を選べば、子どもの気持ちにも配慮できます。

樹木葬を検討して諦めた人、続けている人、それぞれの声

樹木葬のデメリットについて、ネット上では実際に検討した人や契約した人の率直な声が多く見られます。

ここでは、異なる立場から見た樹木�葬の体験談を3つ紹介します。

親戚の理解が得られず、結局諦めた

両親の墓を樹木葬にしようと資料を集めて、見学にも行きました。

正直、すごくいいなと思ったんですよ。自然に還る感じとか、お墓の管理の手間がないっていうのが魅力で。

でも親戚に話したら、思いのほか反対されて。「木の下に埋めるなんて」「ちゃんとした墓石がないのは可哀想」って何度も言われました。

兄弟も最初は賛成してくれてたんですけど、親戚からの電話が何本も来るようになって、だんだん「まあ、普通の墓でもいいんじゃない?」みたいな空気に。

で、結局は従来型の霊園に落ち着きました。管理費は毎年かかるし、草むしりも必要だし、やっぱり面倒なんですけどね。

樹木葬のパンフレット、今でも引き出しに入ってます。自分の時は、自分で決めたいなって。

思っていたより「個別」じゃなかった

私の場合、夫と一緒に樹木葬を契約しました。

見学に行ったときは素敵だなって思ったんです。木々に囲まれた静かな場所で、都心からも遠くなくて。

ただ、契約してから気づいたんですけど、うちが選んだプランって「合祀型」だったんですよね。

最初は個別の区画があるように見えたんですが、13年か何年か経つと合祀されるって説明されて。その時は「まあ、そういうものか」って思ったんですけど。

後になって、やっぱり家族でお参りするときに「ここ」っていう場所がなくなるのは寂しいかもって思い始めて。

あと、これは関係ないかもしれないけど、季節によって景色が全然違うんですよね。冬場に行ったら結構寂しい感じでした。

契約はしちゃったので今さらですけど、もう少しいろんなパターンを見てから決めればよかったかな。

親は気に入ってるけど、自分は正直よく分からない

数年前、母が自分で樹木葬を選んで契約しました。

「お墓の世話で子どもに負担かけたくない」って言ってて、まあそれは分かるんですけど。

見学についていったときは、綺麗な場所だなとは思いました。ただ、お参りに行くとなると車じゃないと厳しい距離で。

母は満足してるみたいなんですけど、自分としては「お墓参り」って感覚があんまりしないんですよね。木の前に立って手を合わせるんですけど、なんていうか。

周りに他の家族連れもいて、みんな同じ木を見てる感じで、ちょっと不思議な気分になります。

それが良いのか悪いのかは、今でもよく分からないままです。

母の世代と自分たちの世代で、お墓に対する感覚が違うのかもしれないし。たまたま自分が慣れてないだけかもしれないし。

よくある質問

樹木葬で合祀された後、遺骨を取り出すことはできますか?

合祀後は基本的に遺骨を取り出すことができません。他の人の遺骨と混ざるため、個別の遺骨を取り出すことが物理的に難しくなります。改葬を考える可能性がある場合は、個別安置期間が長い霊園を選ぶか、粉骨しない霊園を検討してください。

樹木葬の管理費は毎年払い続ける必要がありますか?

霊園によって異なります。管理費がない霊園もあれば、年間数千円から1万円程度の管理費がかかる霊園もあります。管理費がある場合、個別安置期間のみ発生する場合と、合祀後も続く場合があるため、契約前に確認が必要です。

樹木葬は家族全員で入ることはできますか?

家族全員で入ることは可能ですが、一区画に入れる人数には制限があります。多くの霊園では1〜2人までとなっており、3人以上の場合は複数の区画を契約しなきゃいけません。人数が増えると費用も増えるため、事前に総額を確認しておくことをおすすめします。

樹木葬でもお墓参りに線香やお供え物を持っていけますか?

霊園によって異なります。火気の使用を禁止している霊園が多く、線香やロウソクが使えない場合があります。お供え物も、虫や動物を呼び寄せるため禁止されていることがあります。見学時に、お参りのルールを確認しておくことが大事です。

樹木葬を選んだ後、やっぱり一般墓に変更したくなった場合はどうすればいいですか?

納骨前であれば、契約を解除して別の霊園に変更することも可能です。ただし、解約時に返金されない費用もあるため、契約書の解約条項を確認してください。納骨後の変更は、個別安置期間内であれば改葬できる場合もありますが、合祀後は困難になります。

まとめ:樹木葬のデメリット、結局は「確認不足」で起きている

樹木葬で後悔している人の多くが、契約前の確認不足を原因に挙げています。デメリット自体を知らなかったわけではなく、「自分の契約ではどうなるのか」を確認していなかったことが後悔につながっているんです。

合祀後に遺骨を取り出せないことは、多くの資料に書かれています。でも、「いつ合祀されるのか」「合祀のタイミングは選べるのか」を確認していない人が意外と多い。

管理費がかかることも書かれているけれど、「いつから発生するのか」「滞納したらどうなるのか」までは聞いていない。

契約前に、ここで挙げた項目を一つずつ確認していけば、後から「知らなかった」と後悔することはほぼなくなります。面倒に思えるかもしれませんが、契約後に後悔するよりはずっといいです。

樹木葬は、選び方を間違えなければ、費用を抑えて、後継ぎの心配もなく、自然に還れる良い選択肢です。ただ、すべての人に合うわけじゃない。

自分にとって何が大事なのか、何を妥協できるのかを整理しておくことが大事です。

家族との話し合いも、できるだけ早い段階でしておいた方がいいです。納骨の時期になってから意見が割れると、対応が難しくなります。

今のうちに、家族の考えを聞いておくことをおすすめします。

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