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墓じまいの費用、総額を左右する項目を先に確認しておく

墓じまい 費用の解説イメージ

墓じまいの費用を調べていると、30万円から300万円という幅の広さに驚く方は多いです。実際、見積もりを取る前に「だいたいこのくらい」という目安を知っておきたいのに、情報が多すぎて結局いくらなのか分からない。

そういう状況、ありますよね。

この記事では、墓じまい費用の総額を左右する3つの項目を先に整理し、見積もり段階で確認しておくべきポイントを具体的にまとめました。

新しい納骨先の選択で総額が6割決まることを知っておくだけで、想定外の出費を防げます。

目次

墓じまい費用を左右する3つの項目と、総額が2倍変わる理由

墓じまい費用を左右する3つの項目と、総額が2倍変わる理由

墓じまいの費用が30万円から300万円と大きく開く理由は、単純に墓石の大きさだけではありません。総額を決める要素は大きく3つに分かれます。

1つ目は、今あるお墓の撤去費用です。墓石を解体して更地に戻すための工事費で、1平方メートルあたり10万円程度が相場ですが、立地条件によって変動します。

2つ目は、新しい納骨先の費用です。これが総額の6割を占めることが多く、合祀墓なら10万円から30万円で済みますが、一般墓を新設すると100万円から300万円かかります。

3つ目は、お寺への閉眼供養と離檀料です。

法的義務はありませんが、感謝の意を示す相場として3万円から20万円程度を見積もっておく必要があります。

結論から言うと、費用を抑えたい場合は新しい納骨先の選択を先に決めることが最も重要です。

ここを決めずに見積もりを取ると、後から「こんなにかかるのか」と驚くことになります。

撤去費用だけ見て失敗する人が知らない、費用構造の全体像

墓じまいの費用を考える時、多くの人が最初に気にするのは「墓石の撤去費用」です。

これは確かに必要な費用ですが、撤去費用だけに注目すると全体像を見失います。

撤去費用は墓地の広さと立地条件で決まります。

1平方メートルあたり10万円が目安ですが、重機が入れない狭い場所や山の上にある墓地では、手作業や人力運搬が必要になり、相場の1.5倍程度になることもあります。

しかし、撤去費用は総額の一部に過ぎません。

墓じまいの費用構造は、「撤去にかかる費用」「行政手続きの費用」「新しい納骨先の費用」で成り立っています。

このうち新しい納骨先の費用が最も大きな割合を占めるんです。

  • 撤去にかかる費用
  • 行政手続きの費用
  • 新しい納骨先の費用

この中で見落とされがちなのは、納骨先選びが総額を左右する決定的な要素だということ。

撤去費用の見積もりを複数業者から取り直すより、先に納骨先の方針を固める方が、予算計画は立てやすくなります。

撤去費用だけで50万円かかると聞いて「高い」と感じても、新しい納骨先に100万円以上かかれば、総額は150万円を超えます。逆に、撤去費用が50万円でも、合祀墓を選べば総額は80万円程度に抑えられます。

つまり、撤去費用の多少より、新しい納骨先をどう選ぶかで総額が2倍変わるということです。

見積もりを取る前に、まず「遺骨をどこに納めるか」を決めておく方が、費用の全体像を把握しやすくなります。

新しい納骨先の選択が総額の6割を決めている

墓じまい費用で最も大きな割合を占めるのは、新しい納骨先の費用です。ここを決めずに見積もりを取ると、後から「思ったより高い」と感じることになります。

新しい納骨先には大きく分けて5つの選択肢があり、それぞれ費用が大きく異なります。

  • 合祀墓:10万円から30万円
  • 樹木葬:20万円から80万円
  • 納骨堂:30万円から150万円
  • 一般墓:100万円から300万円
  • 散骨:5万円から50万円

この中で最も費用を抑えられるのは合祀墓です。

他の方と一緒に埋葬される形式で、管理費が不要なため、トータルコストが低くなります。

ただし、一度合祀すると遺骨を取り出すことはできません。

一方、一般墓を新設すると100万円以上かかります。

墓石代、永代使用料、管理費が必要になるため、墓じまいの意味が薄れてしまうケースもあります。

費用を抑えたいなら、一般墓は避けた方が現実的です。

樹木葬や納骨堂は、その中間に位置します。

個別の区画を持つタイプもあり、合祀墓よりは費用がかかりますが、一般墓よりは抑えられます。駅からアクセスが良い納骨堂や、自然に還る形を希望する樹木葬は、選ぶ人が増えています。

どの納骨先を選ぶかで、総額が50万円から300万円まで変わります。撤去費用が同じでも、納骨先の選択次第で総額は大きく変動するため、まず「どこに納めるか」を決めることは外せません。

見積もり段階で「後から追加」されやすい項目を先に確認しておく

見積もりを取った後に「追加費用が発生しました」と言われるケースは珍しくありません。特に、墓地の立地条件や作業内容によっては、当初の見積もりから数十万円上乗せされることもあります。

追加費用が発生しやすい項目は、大きく分けて3つあります。

  • 重機が入れない場合の手作業費用
  • 遺骨の取り出しと運搬費用
  • 墓地管理者が指定する石材店の利用義務

重機が入れない狭い墓地や、山の上にある墓地では、手作業や人力運搬が必要になります。この場合、通常の撤去費用に加えて難所工事費が上乗せされます。

見積もりを取る前に、墓地の立地条件を石材店に伝えておくと、追加費用の有無を確認できます。

遺骨の取り出し費用も見落としがちです。

撤去費用には含まれず、別途3万円から5万円かかることが多いです。遺骨が複数ある場合や、遠方に運ぶ場合は、運搬費用も追加されます。

また、墓地管理者が石材店を指定している場合、他の業者に依頼できないことがあります。

指定業者の見積もりが高い場合でも、選択肢がないため、相見積もりを取る意味がなくなります。事前に墓地管理者に確認しておくと、想定外の縛りを避けられます。

見積もり段階でこれらの項目を明確にしておけば、後から「聞いていない」という事態を防げます。

石材店に見積もりを依頼する際は、立地条件、遺骨の個数、運搬先までの距離を伝え、追加費用の有無を必ず確認してください。

墓石撤去費用の相場と、1平方メートルあたり10万円が変動する条件

墓石撤去費用の相場と、1平方メートルあたり10万円が変動する条件

墓石撤去費用は、墓地の広さと立地条件で決まります。一般的な相場は1平方メートルあたり10万円程度ですが、これはあくまで「重機が入れる平地」の場合です。

重機が使えない場所では、人力で墓石を運び出す必要があり、作業時間と人件費が増えるため、費用は相場の1.5倍から2倍になります。

具体的には、1平方メートルあたり15万円から20万円程度を見積もる必要があります。

墓地の立地条件は、撤去費用に直結します。見積もりを取る前に、自分の墓地がどんな場所にあるかを確認しておくと、費用の目安が立てやすくなります。

重機が入れない立地だと撤去費用が相場の1.5倍になる理由

重機が入れない墓地では、墓石を手作業で解体し、人力で運び出す必要があります。この作業には時間と人手がかかるため、費用が上乗せされます。

具体的には、以下のような立地条件が該当します。

  • 墓地までの道が狭く、重機が通れない
  • 墓地が山の上や斜面にある
  • 周囲に他の墓石が密集している
  • 入口から墓地までの距離が長い

こうした条件に当てはまる場合、撤去費用は相場の1.5倍程度になります。例えば、2平方メートルの墓地なら、通常20万円のところが30万円になる計算です。

見積もりを取る際は、墓地の写真や立地条件を石材店に伝えておくと、追加費用の有無を事前に確認できます。

現地調査を依頼すれば、より正確な見積もりを出してもらえます。

遺骨の取り出し費用は別途3万円から5万円かかると知っておく

墓石の撤去費用には、遺骨の取り出し費用が含まれていないケースが多いです。この費用は別途3万円から5万円程度かかります。

遺骨の取り出しは、墓石を解体する前に行う必要があります。カロートと呼ばれる納骨室を開け、中の遺骨を取り出す作業ですが、石材店に依頼すると費用が発生するんです。

遺骨が複数ある場合でも、取り出し費用は1件あたりの設定になっていることが多いです。

ただし、遺骨の個数が多い場合や、取り出しに特別な作業が必要な場合は、追加料金が発生することもあります。

  • 撤去費用に含まれるか
  • 遺骨の個数による追加料金
  • 特別作業の有無
  • 見積もりでの明示

これらの確認を怠ると、後から想定外の費用請求を受けて困るケースがあります。見積もりの段階で「遺骨の取り出し費用は含まれているか」を必ず確認し、含まれていない場合は別途いくらかかるかを明示してもらいましょう。

閉眼供養と離檀料で合計8万円から25万円を想定しておく

墓じまいには、お寺への費用も必要です。

閉眼供養と離檀料で合計8万円から25万円程度を見積もっておく必要があります。

閉眼供養は、墓石から魂を抜くための法要で、お布施として3万円から5万円が一般的です。離檀料は、檀家をやめる際にお寺へ支払う感謝の気持ちで、5万円から20万円程度が相場となっています。

  • 閉眼供養3〜5万円
  • 離檀料5〜20万円
  • 合計8〜25万円
  • 離檀料に法的義務なし

それぞれの費用は寺院や地域の慣習によって幅があります。特に離檀料は法的義務がないため、金額設定に明確な基準がないんです。

高額な離檀料を請求されてトラブルになるケースもありますが、これまでの感謝を伝える意味で、相場の範囲内で支払うのが円満な解決につながります。

離檀料に法的義務はないが、感謝の意を示す相場がある

離檀料は、法律で定められた義務ではありません。しかし、檀家として長年お世話になった寺院に対して、感謝の気持ちを示すための慣習として定着しています。

金額は寺院や地域によって異なりますが、5万円から20万円が一般的です。

法要1回分のお布施と同程度の金額が目安とされることが多いです。

高額な離檀料を請求された場合は、金額の根拠を確認し、納得できなければ他の檀家に相談するか、寺院側と話し合うことも可能です。ただし、感情的にならず、これまでの感謝を伝える姿勢を保つことは外せません。

菩提寺との関係を円満に終えるための事前相談が総額を抑える

菩提寺との関係を円満に終えるには、墓じまいを決める前に早めに相談することは外せません。

突然「墓じまいします」と伝えると、寺院側も驚き、話し合いが難航することがあります。

事前に相談する際は、「遠方で管理が難しくなった」「後継者がいない」といった理由を率直に伝えると、理解を得やすくなります。寺院側も、無縁墓になるよりは墓じまいをしてもらった方が良いと考えることが多いです。

また、離檀料の金額についても、事前に確認しておくと後からトラブルになりません。相場の範囲内で支払う意思を示しつつ、無理のない金額で話をまとめることが、円満な解決につながります。

新しい納骨先の費用が5万円から250万円と幅広く、選択で総額が決まる

新しい納骨先の費用が5万円から250万円と幅広く、選択で総額が決まる

新しい納骨先の費用は、選択肢によって5万円から250万円まで大きく変わります。ここを決めずに墓じまいを進めると、後から「こんなにかかるのか」と驚くことになります。

納骨先の選択は、費用だけでなく、管理の手間や将来の負担にも影響します。それぞれの選択肢の特徴と費用を理解しておくと、後悔しない判断ができます。

合祀墓なら10万円から30万円で管理費不要、樹木葬は20万円から80万円

合祀墓は、他の方と一緒に埋葬される形式で、最も費用を抑えられる選択肢です。

10万円から30万円で納骨でき、管理費が不要なため、将来の負担もありません。

ただし、一度合祀すると遺骨を取り出すことはできません。家族や親族の中に「個別に供養したい」と考える人がいる場合は、合祀墓を選ぶ前に話し合っておく必要があります。

  • 合祀後の遺骨取出不可
  • 事前の親族との相談
  • 供養の形への理解
  • 費用と自由度の両立

合祀墓を選ぶ際は、費用面のメリットだけでなく、供養の形に対する家族の価値観も確認しておきたいところ。

後から「やはり個別が良かった」となっても、もう元には戻せません。

樹木葬は、墓石の代わりに樹木を植えて供養する形式で、費用は20万円から80万円程度です。

自然に還る形を希望する人に選ばれています。

個別の区画を持つタイプもあり、合祀墓より費用はかかりますが、一般墓よりは抑えられます。

樹木葬の費用は、個別区画か合祀型かで変わります。

個別区画なら50万円から80万円、合祀型なら20万円から40万円が目安です。

一定期間は個別で、その後合祀される形式もあります。

納骨堂と永代供養墓の費用差を理解してから改葬先を決める

納骨堂は、ロッカー型や仏壇型の形式で、屋内に遺骨を納める選択肢です。

費用は30万円から150万円程度で、駅からアクセスが良い場所に多く、お参りしやすいという利点があります。

永代供養墓は、寺院や霊園が管理・供養を行う形式で、費用は10万円から100万円程度です。合祀型と個別型があり、合祀型なら10万円から30万円、個別型なら50万円から100万円が目安です。

納骨堂と永代供養墓の違いは、形式と管理方法にあります。

納骨堂は屋内に納めるため、天候に左右されず、お参りしやすいという特徴があります。

一方、永代供養墓は屋外に設けられることが多く、寺院が供養を続ける形式です。

どちらを選ぶかは、家族がお参りしやすい場所かどうか、管理費が必要かどうかを基準に決めると良いです。

納骨堂は年間管理費が必要な場合が多く、永代供養墓は最初に一括で支払えば管理費不要のケースが多いです。

一般墓を新設すると100万円から300万円かかり、墓じまいの意味が薄れる

一般墓を新設する場合、墓石代、永代使用料、工事費を合わせて100万円から300万円かかります。

墓じまいの目的が「管理の負担を減らす」「費用を抑える」ことなら、一般墓を新設するのは本末転倒です。

一般墓は、墓石を建てるため、将来的に管理費や修繕費が必要になります。後継者がいない場合、再び墓じまいを見てみる事態になりかねません。

もし「個別のお墓を持ちたい」という希望があるなら、樹木葬の個別区画や、納骨堂の仏壇型を見てみる方が現実的です。費用は一般墓の半分程度に抑えられ、管理の手間も少なくなります。

一般墓を選ぶ理由が「伝統的な形式を守りたい」という場合でも、樹木葬や永代供養墓の中には、個別の墓石や石碑を持つ形式もあります。

費用と管理の負担を考えた上で、選択肢を比較することは外せません。

補助金が使える自治体は全国で10ヶ所、対象は公営墓地のみ

墓じまい費用の一部を補助してくれる自治体は、全国で10ヶ所程度あります。

ただし、対象は公営墓地のみで、民間霊園や寺院墓地は補助金の対象外です。

補助金制度がある自治体では、墓石の撤去費用や墓地使用料の返還を受けられることがあります。ただし、補助金の上限は20万円前後で、全額が補助されるわけではありません。

補助金を受けたい場合は、墓じまいを進める前に、墓地がある市区町村の役所に確認しておくと、手続きがスムーズに進みます。

東京都の施設変更制度は撤去費用免除、千葉県市川市は上限20万円助成

東京都の都立霊園には、施設変更制度があります。

現在利用している一般墓地を返還し、都立の合葬埋蔵施設へ移動する場合、墓石の撤去費用が免除されます。新たな使用料も無料になるため、費用負担を大幅に軽減できます。

対象は、多磨霊園、小平霊園、八柱霊園などの都立霊園です。都立霊園の利用者で、後継者がいない場合や、管理が難しい場合に利用できます。

千葉県市川市では、市川市霊園の一般墓地を返還する際、原状回復費用として上限20万円程度の補助金が支給されます。また、合葬式墓地への特例許可も受けられるため、費用を抑えつつ墓じまいを進められます。

ただし、予算に達し次第終了となるため、補助金を利用したい場合は早めに申請しないとダメです。

市川市の公式サイトで最新情報を確認してください。

申請のタイミングは工事後、領収書を添えて自治体に提出する

補助金の申請は、墓じまいの工事が完了した後に行います。工事前に申請しても受け付けてもらえないため、タイミングに注意が必要です。

申請時には、以下の書類が必要になることが多いです。

  • 補助金申請書
  • 墓石撤去の領収書
  • 墓地返還の証明書
  • 住民票または戸籍謄本
  • 墓地使用許可証のコピー

必要書類は自治体によって異なるため、事前に役所に確認しておくと、申請がスムーズに進みます。

領収書は必ず保管しておいてください。

補助金の支給は、申請から1ヶ月から3ヶ月程度かかることが多いです。

工事費用は先に支払う必要があるため、補助金が出る前提で資金計画を立てると、後から困ることになります。

民間霊園や寺院墓地は補助金対象外、費用を抑える別の方法を確認しておく

民間霊園や寺院墓地は、補助金の対象外です。補助金制度は公営墓地の管理負担を減らすための制度なので、民間や寺院が運営する墓地には適用されません。

民間霊園や寺院墓地で墓じまいをする場合、費用を抑える方法は他にあります。

  • 相見積もりを取り、複数の石材店を比較する
  • 散骨や手元供養を考える
  • 家族や親族で費用を分担する
  • メモリアルローンを使いこなす

相見積もりを取ることで、石材店ごとの価格差を確認できます。1平方メートルあたりの単価で比較すると、どこが安いか判断しやすくなります。

散骨や手元供養なら、5万円から50万円で済み、総額を大幅に削減できます。新しく墓石を建てる必要がないため、費用を抑えつつ供養の形を整えられます。

墓じまい費用を抑えるために、見積もり段階で確認しておく4つの項目

墓じまい費用を抑えるには、見積もりを取る段階で確認しておくべき項目があります。後から「聞いていない」となるのを避けるため、以下の4つを必ず確認してください。

墓地管理者に必要工事内容を事前確認し、想定外の追加費用を防ぐ

墓地管理者に事前確認しておくと、想定外の追加費用を防げます。特に、石材店の指定がある場合や、撤去後の整地方法に決まりがある場合は、確認が必要です。

墓地管理者が石材店を指定している場合、他の業者に依頼できません。指定業者の見積もりが高くても、選択肢がないため、相見積もりを取る意味がなくなります。

また、撤去後の整地方法についても、管理者によって基準が異なります。

砂利を敷く必要がある場合や、コンクリートで整地する必要がある場合は、追加費用が発生します。

墓地管理者に確認する際は、以下の項目を聞いておくと安心です。

  • 石材店の指定はあるか
  • 撤去後の整地方法に決まりはあるか
  • 墓地返還の手続きに必要な書類は何か
  • 離檀料の相場はいくらか

これらを確認しておけば、見積もりを取る際に正確な金額を出してもらえます。後から追加費用が発生するリスクを減らせます。

石材店は相見積もりを取り、1平方メートルあたりの単価で比較する

石材店は相見積もりを取り、1平方メートルあたりの単価で比較すると、どこが安いか判断しやすくなります。

総額だけで比較すると、含まれている作業内容が異なるため、正確な比較ができません。

相見積もりを取る際は、以下の項目が含まれているか確認してください。

  • 墓石の解体費用
  • 整地費用
  • 遺骨の取り出し費用
  • 運搬費用
  • 廃材処分費用

1平方メートルあたりの単価で比較すると、業者ごとの価格差が明確になります。ただし、単価が安くても、追加費用が多ければ総額は高くなるため、含まれている作業内容を細かく確認することがカギです。

相見積もりを取る際は、最低でも3社以上に依頼すると、相場が分かります。1社だけだと、適正価格かどうか判断できません。

散骨や手元供養なら5万円から50万円で済み、総額を大幅に削減できる

散骨や手元供養を選べば、新しい納骨先の費用を大幅に抑えられます。

散骨なら5万円から50万円、手元供養なら数万円で済むため、総額を削減したい場合に有効です。

散骨は、遺骨を粉末化して海や山に撒く供養方法です。

海洋散骨が一般的で、業者に依頼すると5万円から30万円程度で行えます。チャーター船を使う場合は50万円程度かかりますが、合同散骨なら5万円から10万円で済みます。

手元供養は、遺骨を自宅で保管する方法で、費用は数万円で済みます。

骨壺や遺骨ペンダントを購入する費用だけなので、最も費用を抑えられる選択肢です。

ただし、散骨や手元供養は、家族や親族の理解を得る必要があります。特に散骨は、一度行うと遺骨を戻せないため、全員の同意を得てから決めることは外せません。

墓じまいにかかった費用、実際に進めた人の声を集めました

ネット上の掲示板やSNSで、墓じまいを実際に経験した人の声を見ると、総額の幅にかなり驚かされます。同じ「墓じまい」でも、お墓の場所や規模、石材店の対応によって、最終的にかかる金額がまるで違うんですよね。

ここでは、費用面で印象的だった体験談をいくつか紹介します。

見積もりの段階で項目が多すぎて混乱した

最初に石材店に見積もりをお願いしたとき、項目の多さに驚きました。

墓石の撤去費用、遺骨の取り出し、閉眼供養のお布施、離檀料、さらに新しい納骨先への手数料。一つひとつは数万円でも、合計したら予想の倍以上になってた。

親族内で「これ本当に全部必要なの?」って話になって、結局石材店を変えて再見積もり。そしたら10万円以上差が出たんですよね。

最初の業者が悪徳とかじゃなくて、たぶん「やれることを全部入れた」見積もりだったんだと思う。でも、どれが削れるかなんて素人には分からなくて。

結局、親戚の誰かが昔使った業者に頼んで、最低限の項目で進めました。正直、最初の段階で項目ごとの相場を知っておけばよかった。

私の場合、離檀料でかなり揉めました

私の場合、お寺との関係がこじれて、費用が想定外に膨らみました。

墓石の撤去自体は30万円くらいで済む予定だったんです。でも、離檀の話を持ち出したら、お寺側から「お気持ちで」と言われて、結局20万円包むことに。

親族の中には「そんなに払う必要ない」って言う人もいたけど、こっちは早く終わらせたかったので。

そういえば、その頃ちょうど法事の時期と重なってて、精神的にもバタバタしてました。

結局、墓じまい全体で60万円弱。最初に聞いてた話より倍近くかかった感じです。離檀料が事前に明確になってたら、もう少し計画的に進められたのかもしれない。

今思えば、お寺との交渉を誰に任せるかも大事だったなって。

思ってたより、遺骨の移動先で金額が変わった

正直、墓石を撤去する費用ばかり気にしてた。

でも実際には、遺骨をどこに移すかで総額がかなり変わるんですよね。最初は永代供養墓を考えてて、そこが意外と高かった。一人あたり15万円とか、場所によっては30万円とか。

で、散骨も検討したんですけど、手続きとか業者探しが面倒で…結局、納骨堂にしました。

納骨堂は初期費用が安く見えたけど、年間管理費がずっとかかる仕組みで、長期で見るとどうなんだろうって今でも分からない。

撤去費用だけ見て「安く済んだ」って思ってたら、移動先の選択でトータル100万円超えてた。まあ、なんていうか、最初にゴール地点まで考えておくべきだったんでしょうね。

よくある質問

墓じまい費用の総額はどのくらいかかりますか?

総額は30万円から300万円程度で、新しい納骨先の選択で大きく変わります。合祀墓なら50万円前後、一般墓を新設すると200万円以上かかることもあります。

補助金を利用できる条件は何ですか?

公営墓地の利用者で、自治体が指定する条件を満たす必要があります。民間霊園や寺院墓地は対象外です。申請は工事後に領収書を添えて行います。

離檀料を払わないといけませんか?

離檀料に法的義務はありませんが、感謝の気持ちを示すために5万円から20万円程度を支払うのが一般的です。事前に寺院と相談すると円満に進みます。

見積もりを取る前に確認しておくことは?

墓地管理者に石材店の指定や整地方法を確認し、新しい納骨先を決めておくことが大事なんです。これがないと正確な見積もりを出してもらえません。

相見積もりを取るメリットは何ですか?

業者ごとの価格差を確認でき、適正価格かどうか判断できます。1平方メートルあたりの単価で比較すると、どこが安いか分かりやすくなります。

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まとめ:墓じまい費用、総額を左右する項目を先に確認しておく

墓じまい費用で最も大きな割合を占めるのは、新しい納骨先の選択です。

合祀墓なら10万円から30万円で済みますが、一般墓を新設すると100万円以上かかります。

撤去費用が同じでも、納骨先の選択次第で総額は2倍変わります。

見積もりを取る前に、墓地管理者に必要な工事内容を確認し、石材店は相見積もりを取ることで、想定外の追加費用を防げます。

1平方メートルあたりの単価で比較すると、適正価格かどうか判断しやすくなります。

公営墓地の利用者なら、補助金制度を確認しておくと、費用負担を軽減できます。

ただし、申請は工事後に行うため、領収書を必ず保管してください。

墓じまい費用は、選択肢によって大きく変わります。まず「遺骨をどこに納めるか」を決めてから、見積もりを取ることが、後悔しない判断につながります。

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